昨日は、4件、農家をまわった。有機農家が3件でそうでない農家が一件。ここまでの感触として、今期はどこも収入が落ち気味。例によってまた胡椒の病気がでているせいもあるし、価格が安定しないこともある。一件だけ調子がいいのは、一度有機をはじめて、すぐやめたクリアンの家。昨日話したら、カルナータカに400エーカーの土地を借りて、生姜のモノカルチャーをはじめているらしい。400エーカー!!!ちょっと体感としてぱっとでてこない大きさである。10エーカーの農地を2人で草刈りするのに1カ月かかった。その40倍か・・・
生姜はあたると大きい博打農業。カマナでも成功者と大失敗者がいて、失敗するとそれはもう借金地獄に陥る。クリアンの家はいまのところなかなか調子がいいようだけど、この先はよくわからない。思わず、やばいんじゃないの?怖くない?と聞いたが、ヘンッという鼻息でかえされてしまった。調子がいい賭博者に何をいっても通じない。
個人的に、小さいところでちまちまいろんな作物を作っている農業が好きである。人間の身の丈にあっている気がするし、いろんなものを作っていると、いろんな虫とか動物たちがいる。他の農家のおっさんとの話で、ヒルについて語ったが、ヒルにもいろいろあって人間には危害を加えないのもあるらしい。ココナッツの汁だけ吸うというのだが本当だろうか?
ところで、今回の村でのメインの調査は、ここ10年の営農状況の聞き取りと作付体系の変化である。有機農家と非有機農家を10件ずつきいて、傾向を読み取るのが目的で、10年前と今はどうだ、どのような傾向がある?と聞いてまわっている。おもしろかったのは、少数民族の友人であるレヌグの答え。博打農家のクリアンをぬかした農家はどれも、収入が落ち気味というネガティブな答えであるのだが、彼女は堂々と最近はかなり最高。農業の調子はウナギ登りよ、という。昨年、彼女の家で、農作業を手伝いながらの感覚ではどうも現金につながるような収量は出ていなかったと思ったのだが・・・。よく聞いてみると、い~い米ができたというのだ。誇らしげに言う。やっぱり、クリチャヤスの人々はこうでなくては。い~い米ができたら、そりゃあ調子がいい。い~い農業イコール現金収入とチャンネリングしてないところが、救われるものだ。
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