2008年11月26日水曜日

20081125 half-baked man

"He can read and write, but he doesn't get what he's read. He's half-baked. The country is full of people like him…..That's the whole tragedy of this country"

昨日から、今年のBooker賞を受賞したAravind AdigaのThe White Tigerを読み始めた。1997年に同じくBooker賞をとったThe God of Small Thingsを終えて、すぐその勢いでThe White Tigerにジャンプ。実に、直木賞作家ばかりを読むような浅はかさだ。基本的に、流行作家を読むような読書は好きではないが、なんというか、英語ならまぁよいか~と、英語の小説を読むときは結構はやりものに手を出すことが多い。

ところで、The God~は、スタイリッシュと詩的な文章作法を混ぜ合わせていたため、読むのに時間がかかったが、白虎の方はなんというか、皮肉いっぱいにインドの現代をサクサク切って進んでいく感じだ。このhalf-baked manも、ひどい云いようだが、よく、「一体全体、どういう思考経路をたどったらこういうふうになるのだ?」とカオスにつつまれる人や事件に出会うのだが、その理解を(もちろん差別主義、傲慢さの確信犯的に)一気に進めてくれた。で、baked manに会うと、今度はなんというか、焼き過ぎ。Well-doneなのである。何事も理論整然と世界は完全に把握可能なテンションで話す。Halfの方もかなりいらいらしたりするが、bakedの方は、なんというか、世界はあんたたちのためじゃない、と思わせなければならない。

それはそうと、明日はもうウィーンに向かって立つ日。今日までしっかり稲刈り作業だった(おかげで左手首が痛くて、タイピングが難しい)が、突然、クリムト、シーレ、モーツァルト(そしてA.ヒットラー)の冬の国に。水田に慣れた目と体をどうやって調節すればいいのだろうか。収穫まっさかりの黄金の稲穂の世界から離れるのはかなり悔やまれる。10日後は、ほとんど稲刈りが終わってしまっているのだろう。今日も、稲刈りしながらそんな話をしていたら、1月には、また田植えだから、その時にまた参加すれば、よいよ、と。いつの間にか感覚的に勘違いしていが、ここは二期作地帯だった!。12月以降はやや農閑期になるといろいろ聞きとり調査などしようか、と思っていたが、12月中旬をぬかせば、ばっちり農繁期だ。あれまぁ~。また田植え地獄かぁ。それが終わったらもう帰国だよう。

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